みなさん、メルマガではお久しぶりです。前回から半年以上空いてしまいました。約1〜2ヶ月に1回のペース、とサイトには書いていたはずなんですが…。というわけで、この先はいったん、不定期間隔での送信とさせてください。今回はいつも以上に伝えたいことがたくさんあるんですが、たくさんあるときに限って忙しくなり、なかなか書けずにズルズルと遅くなってしまい、申し訳ないです!
ついに、ようやく、やっと、よっこらせ、えー、、、このたび12/25に、青木慶則名義でのセカンドアルバムをリリースします!タイトルは「Flying Hospital」。今年の1月に腰の手術で入院をしていたんですが、この名前はその期間中にふと閃きました。術後3〜4日はベッドにいるか移動も車椅子で、5日目ぐらいから就寝時間前になるとかならず廊下に出て、再び歩くためのリハビリを日中とは別に一人でしていたんです。そのときに見た、小さな灯りの洩れるたくさんの病室が、どれも寝台列車の車両のように思えて、「さながら銀河鉄道のごとく、この病院は今、夜空を飛んでいるんじゃないか」、単なる妄想ではあるんですが、そんな風に想ったんですよね。アメリカの女性SSW リッキー・リー・ジョーンズの1987年のアルバム「Flying Cowboys」が好きで、それに近いタイトルをいつか付けたかったというのもありました。
アルバムタイトルと同じ曲も1曲目に入っているんですが、それはまた全然違った内容になっています。何かがきっかけで、心が壊れかけてしまった友人が心配でたまらず、いつでも何かあったらすぐにでも駆けつけたい、そんなことを歌った歌です。特定の人物をモデルにしたわけではないんですが、今年はコロナの影響で、世界じゅうの誰もが精神的にも疲弊しているのではというのと、とくに日本は今年、有名人の自殺のニュースが相次いだこともあり、「今、書かねば」という想いに駆られたというのもあります。誰もがあらゆる困難を受け入れられる度量を持っていられたら良いのですが、そんな訳にもいかないので、この僕も「Flying Hospital」に助けてもらいたいひとりかもしれません。ちなみにこの曲はリズミカルな曲にも関わらず、あえてベースの音は一切入れませんでした。そうすることで、一向に着地点が見つからないこの状況のことや、「病院」がふわふわと浮き上がっているような状態を表したかったのです。
そのほかも含めて全10曲入りで、今回は長い曲も多いため50分近く収録しており、かなりボリュームのあるアルバムになっています。価格は3,300円と今までよりは少し高いのですが、昨今のCDアルバムの相場は、とくにメジャーを中心にこのくらいになっているのが、理由のまずひとつ。さらに、近年は定額配信などを利用する人もいたりと年々CDの売り上げが減るなかで、1枚を作り上げるための費用はさして変わらず、また、配信の方の収入は我々インディーズミュージシャンにとっては依然雀の涙でして、どうしても少し高くせざるを得ないのです。どうかご理解いただけると大変嬉しいです。
アルバムの内容については、全曲の試聴もできるReleaseページや、ただいま絶賛ご予約受付中の青木商店のページに詳しく書きましたので、ぜひ読んでみてください。それらのページにも書いてありますが、1/31までのご予約&ご購入で、今回のアルバムのアートワークを担当してくれた、ニューヨーク在住のアーティスト・菊地麻衣子さんとのコラボ・ポストカードが付いてくるほか、送料も無料になります。ぜひお早めにお求めください!
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