絶望から這い上がろうともがいていた2003年のライブ＆DEMO音源集。
息が詰まる絶望の毎日の中で録音されたライブアルバム。暗く混沌とした攻撃的な楽曲が多いが、最悪な気分の時にこそぜひ聴いてみてほしい。自身の代表曲である「酔っぱらっている」を全否定するかのような「I Don’t need Love song」も注目。
ニーネ「Live at 渋谷屋根裏2003/10/26 + スタジオDemo」
発売日：2022年10月19日
レーベル：suburbia records（CD）/ Symphony Blue Label（配信）
規格番号：SYBL-0024（配信）
Profile
1998年に大塚久生（vo/G）が中心となって結成されたバンド。2000年に発売されたファーストアルバム「8月のレシーバー」で注目を浴びる。激しく荒々しいバンドサウンドの反面、素朴であたたかい歌詞が多いことが特徴。力強い歌が多く感じるが、実際のところ、あまり自分に自信がない、そんな歌が多い。しかしだからこそ、いつだって優しくて情熱的で、人間を好きでいる、そこが大きな魅力のひとつ。大塚は自分のダークな側面を正直に歌う。そこに、閉じこもりがちな心を持つ人を救う力がある。生活を続けていれば、誰にでも起こりうる絶望や悲しみ。何度も揉まれて、挫けて、死にかけて、それでもまだ立っている。それがニーネであり、そんなリスナーと共に存在するのもニーネだ。2023年には結成25周年を迎えた。現在の正式メンバーは大塚とサダ（Dr）、サポートメンバー・ろっきー田中（Ba）。ライブハウスを中心に精力的に活動中。